ビストロ・バル Marcy

Marcyの料理日記FROM OUR KITCHEN

Marcyの料理日記 第3回 魚と、料理そのもの。

Marcyでは、天然魚を使っています。


魚は仕入れたら終わりではなく、まず状態を見る。
身の張りや脂の乗り、魚そのものの状態を見ながら、
「これは早めに使おう」
「これはもう少し寝かせたほうがいい」
と、使うタイミングを考えます。


数日で使う魚もあれば、状態によっては2週間ほど寝かせることもあります。
同じ天然魚でも、一匹一匹違う。
だから、決まった日数や決まったやり方ではなく、その魚に合わせて扱います。
そして、火を入れるのか、生で出すのか。
どこまで火を入れるのか。
どんなソースを合わせるのか。
魚が一番美味しくなるところを考えて、一皿にします。


今はSNSで料理を見ることが当たり前になりました。
綺麗に盛り付けられた料理や、立派な器に盛られた料理は、写真だけでも美味しそうに見えます。
でも、僕が料理を作る上で一番大事にしたいのは、
写真を撮った瞬間ではなく、実際に口に入れた瞬間です。
うちは高級なお皿を使っているわけでもありません。
器や盛り付けで料理を大きく見せるより、
素材を選び、仕込みをして、火を入れて、ソースを作る。
そういう料理そのものの部分に手をかけたい。
SNSが主流の時代だからこそ、
あえてそこには逆らっていたいと思っています。


「写真映えする料理」より、
「食べて、ちゃんと美味しい料理」。
Marcyは、そんな料理を出す店でありたいと思っています。